東京都を中心に投資用物件/賃貸物件の原状回復工事、
マンションリノベーション等 を手掛ける株式会社PINGODコラムです。
当社では通常の原状回復は勿論、お客様/施主様のご要望に合わせたリノベーションを実現します。
入居率UPをご希望されるオーナー様や より魅力的な物件へ仕上げたいとお考えの方は
是非、PINGODまでご相談ください!
今回は“施主支給のメリットデメリット”について、詳しくお話したいと思います。
各種施工時の「施主支給に関するメリット・デメリット」
「施主支給」とは、部材を施主がリフォーム会社へ支給するといった形で工事を行うことです。
一般的なリフォームはリフォーム会社が建材・各種設備などを専門の商社(問屋)から購入し、お客様(施主さん)へと販売する形式です。
ちなみにリフォーム会社によって、問屋から仕入れることができる金額は実はまちまちです。
何故なら、年間を通した取引量で決まる場合もあったり
その問屋がそもそも何系に強いか?によってもリフォーム会社への卸値は変わります。
例えばMAKEROOMのリフォームでは
「クロス材・床材が安い問屋さん」「トイレやキッチン、お風呂が安い問屋さん」といった形で。
それぞれどれが安いか?を吟味して発注先を分けています。
トイレ工事専門店、エアコン工事専門店など〇〇専門店といったところは、
その商品を年間に大量発注したり、事前に現金購入をしてストックすることで
お客さんに対して安価に販売できるわけです。
残念ながらMAKEROOMでは、お客様のご要望に合わせて一つずつ発注を行うので
激安店ほどはお安くはできませんが、正直そこまで大きく変わることもありません。
では施主支給のメリットとは、何でしょうか?
- 施主さんの気に入った商品を使用できる
- 施主さん自身で、その商品価格を確認できるので安心できる
- できるだけ安い商品を探すことができる
反対にデメリットは何か??
商品の受け取りや搬入作業を施主自身で行う必要がある
これが意外と大変です。ネットショップの商品配送は大体が“トラックでの荷台受け渡し”のため
トラックから降ろすのも施主さん自身で行わなくてはなりません。
もちろん、階段があれば階段を何往復もして荷揚げをする必要があります。
リフォーム会社の見積もり内に「小運搬」「荷揚げ費」などの項目があるケースが
あるのは、このような作業費用のことを指します。
特にエレベーターの無い古めのアパートやマンションだと、
全ての材料を手上げしなくては なりませんので、それだけで時間と大きな労力がかかってしまうのです。
ゴミの降ろす作業等も一緒ですね。
保証対象外や製品不備があった場合、施主が自己責任で対応
リフォーム会社経由で仕入れた部材に不具合があった時は、リフォーム会社がメーカー・配送会社へと確認、
工事のやり直し等の対応をしてくれますが、施主支給品は基本的に施工会社の保証範囲外となります。
そのため、明確な施工不良以外は、施主さんの自己責任となります。
その商品が現場に対応しているか?を判断するのは困難
例えば、楽天などでキッチンを注文しようとすると、
「サイズ」や「色」はなんとなく分かると思いますが吊り戸とレンジフードの「高さ」やサイドパネルは必要か?
加熱機器はこれで合っているか?など選択することがあります。
そして、いざ現場にキッチンがきたが「これじゃ合わない…」「加工が必要です」といった問題が生じるリスクがあります。
トイレも床排水なのか?壁排水なのか?給水はどこからとるか?排水の芯は何センチか?等
トイレ一つとっても調べておくべき点は多くはあります。
クロスなども商品によっては「薄い」ものがあります。
薄いということは下地のぼこぼこが出やすいので、築年数が古い壁には不向き等 こういった注意が必要です。
建築部材のカタログを見ると、驚くほど決めることが多いため、見積もりを作る段階でも一つ一つ調べることは非常に大変な作業となります。
納期の問題と工事スケジュールについて
原状回復工事やリノベーション工事等、施工を進めていく中で“工程表”というものがあります。
お客様には工事の進捗をお知らせするものですが、
現場スケジュールといって「誰がいつ入り、この商品がいつ届く」という現場管理表のようなものです。
分かりやすく言うと、今から天井のクロスを貼るといった時に大量の部材が部屋の真ん中に置かれてしまった場合、邪魔となります。
リフォーム業者が問屋を通して配送をお願いする場合、事前に配達日時が相談をできます。
しかしネットショップで注文した場合、大型商品は日時指定が不可の場合が殆どです。
関連部材も施主支給となる
「この商品を使うには、このアダプターが必要です」などの関連部材です。
これは現場に合わせて選択することが多く、商品は届いたのにパーツが無い…といったトラブルも実は起きることがあります。
なぜ施主支給をしたいか?考える
メリットの項目で記載しましたが、支給したい理由の多くは「こだわり」か「価格」です。
もちろんお施主様には十分にご満足頂きたいので、MAKEROOM/ピンゴッドでは施主支給を全否定しているわけではありません。
「施主指定」という、「この商品を仕入れてほしい」という方法もありますし、
どのようにすれば円滑に施主支給ができるか?を具体的にご紹介したいと思います。
施主支給する時の注意点
まずは第一に「なぜ支給したいのか?」ということをご相談ください。
全体的な工事金額を減額したい時
特別にこだわりの商品を使いたいわけではなく、全体的な工事金額を減額したいのであれば
「工事内容自体を見直す」か「リフォーム会社にもう少し安くならないか?」といったことを相談してみてください。
施主支給にした所で、全体的に大きく安くなることは考えにくいと思いますし
上記でも記載しましたが、商品代金が安くなる代わりに施主さんの手間や負担が発生をするのです。
またリフォーム会社側も時間で商売をしています。無茶難題に対応することも手間なのです。
一つ一つネットショップの価格を提示し「こっちのほうが安いからこのネットショップから買ってほしい」
などとは、くれぐれも言わないようにお願いします。
こだわりがあって施主支給したい時
工事前の現地調査段階にて、まずはお気軽にご相談ください。
例えば「このIKEAの洗面台が可愛らしいので使いたい!」など。
最近はIKEA商品を使いたいという施主様も多くなってきました。
MAKEROOM/ピンゴッドでも多くご相談を頂きますが、
IKEA商品の場合は配管部材が日本のものと合わない場合があるので、関連部材はこちらで準備したり、
組み立て費が発生をしたり(普段使用している日本メーカー品は組み立てに慣れているため、それ以上に組立工数がかかる)や
商品を購入するのはどちらが行うのか?リフォーム会社が購入しに行った場合、日当や運搬費もお施主様の負担になったり、
そのあたりのお話もさせて頂きますが大体はサービスとしています。
施主支給での成功ステップ
部材の仕様や施工要領・施工方法を確認する
IKEAと同様にリフォーム会社でも、すべての商品を過去に使ったことがあるわけではありません。
だいたいの商品には施工説明書というものがありますので、それらをまずは取り寄せた上で事前打ち合わせを行いましょう。
保証内容や施工保証の確認と責任所在
到着した商品に不備があった場合、どちらが問い合わせを行うのか?代替え商品を用意するか?
そのために生じる工程の変更をどうするか?等の問題があります。
特に海外商品などは、納期にさらに1か月かかり工事がその分止まってしまうケースもあります。
MAKEROOMでも過去に実際にありましたが、海外製のアンティーク水栓を取り付けた所、
何度しっかりと取り付けても水が漏れてしまう…という事例もありました。
日本メーカー品であれば、まずこういった事例はありえませんが海外製だと粗悪品もありますため
そのような場合は施工不備ではなく部材不備となってしまいます。
配送スケジュールと商品の受け取りについて
リフォーム会社の指定した納品日にきちんと配達されるか?の確認と受け取り・搬入方法を確認することです。
搬入方法はお施主様一人では到底できないため、搬入費を別途支払いをし、搬入してもらいましょう。
数量や関連部材に関する確認
当社でも見積もりの中に「副資材費」と明記する時があります。
例えばビス、ボンド、釘、刃物など実際に現場でどのくらい使用するか分からないものです。
施主支給で床材はきたものの、専用ボンドが必要だった…といったケースもあります。
施工方法の確認とも重複しますが、そのような関連部材の確認をシッカリと行いましょう。
数量についてですが、床材・クロスなどは面積に対して多めに発注をしないとカットする分があるため足りなくなってしまいます。
これらの数量も併せて確認をすることが重要です。
施主支給で最も大切なこと
一にも二にも予めの相談がやはり大切です。
こだわりがあって支給をしたい場合は、別途相談料をお支払いして
相談に乗ってもらった方が双方共に良いかと考えます。
お施主様も気兼ねなく相談をすることができますし、リフォーム会社も調べることが
多々あるのでWIN-WINの関係となります。
MAKEROOMのリフォームでは、ご希望商品があればお気兼ねなく受け付けますし、
「施主支給」ではなく「施主指定」といった形式にて、関連部材の選定や
搬入などもこちらで責任施工をさせて頂いております。
PINGODのお届けする「MAKEROOMリフォーム」は、
施主様のこだわりや「こうしたい!」といった想いの実現をお手伝いします。
リフォームや原状回復工事を行う会社・工務店は世の中に数多くありますが、
空室対策面を考慮の上、不動産物件をより魅力的に魅せる施工ができる会社はごく僅かです。
当社はお客様のご要望に寄り添い、また地域・物件にごとに求められるニーズを見極め、適切なリフォーム提案をいたします。
現状の物件に対してご不満がある場合や、新たに施工会社をお探しの場合は是非お気軽にご相談ください!
プロの親切丁寧にお客様のご要望をヒアリングします。
お部屋のビジュアルを良くする際、よく検討される








「ただ単に原状回復工事をする」
「綺麗な部屋へ大々的にリノベーションする」
こういった工事は、どの施工会社でもできることだと思います。
ですがピンゴッドは、「なぜその施工が必要なのか?」をお客様にご説明しております。
物件を求める方にマッチしない工事を行うことは、無意味な施工だと考えるからです。








