賃貸物件のシャワールームは「アリ?」「ナシ?」

東京台東区の株式会社PINGodです。
当社では、東京都内を中心に関東エリアにて賃貸マンションのリノベーションを専門に行っており、
各種リフォーム施工を通じ、投資物件・賃貸物件の価値向上をサポートしています。

こちらのコラムでは賃貸物件のオーナー様・管理会社様にとって有益となる、
入居率を高める「原状回復工事」や「リフォーム工事」に関するアイディアを定期的に発信しています。

所有物件の空室状態が長く続くことは、ご存知の通り 大家さんにとって大きなマイナスとなります。
しかし物件の価値を維持し、さらに賃貸として魅力的なお部屋を作ることで、空室を防いで入居率を効果的にUPすることができます。

ですが物件の価値を高めるにしても「どの部分を」「どのように」改善したらいいかがわからない…、といったご相談をよくいただきます。
PINGodでは、これまでの原状回復工事の実績や入居率アップに関する専門的な施工ノウハウによって大家様・物件オーナー様そして入居者様にとって、ご満足いただける施工プランをご提案可能です。

「入居者さんの満足度を上げる施工とは、どういった施工なのか?」について、こちらのコラムで随時ご紹介いたします。
空室対策でお困りのオーナー様は、是非一度ご覧ください。

とにかく新たな設備を導入すれば、入居を検討されている方へ魅力的に映る訳ではなく、
その物件エリアに住むorそのエリアへの入居を検討されているターゲット層の環境/ニーズ等を考慮し 適切な設備を取り入れることが重要です。

そうでないと「折角費用をかけて新設備を入れたのに空室が解消しない」といった状況になってしまいます。
適切にニーズを捉えた設備を入れることで、必要以上に工事費用をかけることなく、入居率が向上します。

■記事の掲載日:2024年5月23日
■記事更新日:2024年6月5日22時

空室対策の観点から見た「シャワールーム」

今回はワンルーム物件における「シャワールーム」について、詳しく掘り下げてみたいと思います。
都内には一人暮らし向けのワンルーム物件が多く存在します。そしてワンルーム物件や狭小のお部屋の多くに、浴室としてシャワールームが設置をされています。

ここで言うシャワールームとは、浴槽がなくシャワーのみが設置されたブース型の浴室設備であり、
限られたスペースを有効活用するための重要な設備として注目されています。

特に専有面積の少ない賃貸物件では、トイレ・浴槽・洗面台が一体となった三点式ユニットバスが一般的によく見られます。
こちらのタイプの浴室設備は、狭小部屋の面積の中でスペースを最大限に活用できる点で非常に効率的です。
しかし、トイレとシャワーが同じ空間にあるため、それを嫌う入居者さんも多くいらっしゃるのが現実です。
「他の人がシャワーを使用している時、トイレを使いたくても我慢しなくてはいけない…」といった点がマイナスとなります。

これに対し、シャワーだけを設置するという「シャワーブース」設備の選択肢は、特に若年層や単身者の入居者さんに人気があります。

年々お洒落なデザイン/ビジュアルのシャワーブースも増えており、シャワーブースを設けることで
浴室自体が今時のスタイリッシュ感を感じさせる魅力的な空間になります。

入居者のニーズとシャワールームの受け入れ

入居者さんのニーズを的確に把握することは、快適な居住空間を提供する上でとても重要です。

特にシャワールームの採用は、人により好みが分かれるものです。
以下では「シャワールームが適している入居者さん」「嫌う入居者さん」についてを詳しくご紹介します。

【シャワールームが適している入居者】

■外国籍の方や海外生活の経験者
海外生活の経験者や外国籍の方々にとって、シャワールームは馴染みのある設備です。
多くの国ではシャワールームが一般的であり、そのため違和感なく利用することができます。
異文化に触れた経験者は、自国の生活様式に合わせた住環境を求める傾向があります。

■お風呂ではなく、シャワーのみで済ますことが多い人
湯船に浸かる習慣があまりなく、シャワーだけで満足できる方々にとって、シャワールームは理想的な選択です。
特に日常生活が忙しい人々や一人暮らしの若い世代には、シャワールームの手軽さが好まれます。

シャワーのみで済ますことで水道代や時間を節約できるため、現代社会での生活スタイルが追い求める効率性や便利さにマッチしていると言えます。

近年「お風呂に入るのが手間…」「わざわざお風呂に入る必要性を感じない」といった考えの若年層も増えているため
そういった方にとってはシャワールームが魅力的にうつるでしょう。

■ある程度の居室の広さを重視する人
「最低限の居室の広さを確保したい」と考える方には、シャワールームは選ばれやすい傾向にあります。

シャワールームを採用することで、バス・トイレは分離となりますが、浴槽の設置がないため、その分住居スペースを広く保つことが可能になります。

特に都市部や住宅価格が高騰している地域では、居室の使い勝手とコスト効率を両立させることが求められます。
そのため、シャワールームは賢明な選択とも言えます。

■月々の賃料を安く抑えたい人
三点式ユニットバスは嫌だけれど、賃料を安く抑えたいと考える方にもおすすめです。
長い目で見た際に、入居者さんにとって月々の賃料は大きな支出となります。コンパクトな物件を求める方は、賃料を抑えたいとお考えの方が多いです。

そういった方をターゲットにした物件の場合は、無理に浴槽を置くのではなく、シャワールームの設置をご検討いただくのもおすすめです。

【シャワールームを嫌う入居者】

■狭さや窮屈さを嫌う人
シャワールームのスペース自体が限られているため、ゆったりとした入浴空間を求める方には向きません。
特に、広々としたバスルームでリラックスしたい人にはシャワールームの窮屈さが大きなデメリットとなります。

■高機能な浴室を求める人
追い焚き機能や浴室乾燥機などの高機能な浴室設備を求める方にとって、シャワールームはやはり不十分です。
これらの設備を重視する人々には、シャワールームよりもユニットバスやそれ以上の設備が必要となります。

■湯船に浸かる習慣がある人
日本の伝統的な入浴習慣を重視する方々には、シャワールームは不向きです。
リラックス効果を求めて湯船に浸かりたい人々にとって、浴槽のないシャワールームはその魅力に欠けます。

地方の賃貸物件の特徴について

地方エリアでは都心部と比べて賃貸需要が低いため、入居者にとって重要な要素が異なります。
その中でもユニットバスの部屋の少なさが顕著です。

地方都市でもユニットバスを備えた部屋はワンルーム全体のごく一部であり、賃料の低い物件でもバスとトイレが別であることが一般的です。

このような背景から、地方ではバスとトイレが別であるシャワールームの利点があまり魅力的に映りません。
逆に浴槽がないことが欠点として捉えられ、都心ほどの空室解消効果は期待できない状況です。
特に、地方の賃貸需要が高まるエリアではこの傾向が顕著となっています。

そのため、地方エリアでシャワールームを導入する際には、地域の差異を考慮しニーズやトレンドを正確に把握することが不可欠です。
リフォーム計画を立てる際には、地域ごとの特性を十分に考慮することが入居率を向上させる鍵となります。

シャワールームの特徴と利点

次にシャワールームを導入する際の長所と短所について触れていきたいと思います。
これは入居者さんの求める環境や好みにより、長所にも短所にもなります。

シャワールームの長所

■スペースの有効活用
シャワールームは浴槽を省くことで、設置面積を大幅に縮小できます。
これにより、トイレを独立させることが可能となり居住空間を広く取ることができます。

例えば、一般的なシステムバスが1坪~1.25坪のスペースを必要とするのに対し、シャワールームはその半分の面積にて設置することが可能です。
そのため、余ったスペースを活用して独立洗面台や収納スペースを設けることができます。
特に都市部のコンパクトな賃貸物件において、限られたスペースを有効に活用するための重要な選択肢となります。

■インターネット検索での発見率向上
現代の賃貸市場では、物件探しの多くがインターネットを通じて行われています。
ポータルサイトでの検索条件として「バス・トイレ別」や「独立洗面台」といった要素が多くの入居希望者に重視されています。

シャワールームを導入することで、これらの条件を満たす物件として検索結果に表示されやすくなり、潜在的な入居者さんに見つけてもらいやすくなります。
このように、物件の魅力を高め その後の入居率向上へとつながります。

■光熱費が抑えられる
シャワールームは、浴槽がないため設置コストや水道料金の削減にも寄与します。
短時間でシャワーを利用することが多い入居者さんにとって無駄な水の使用を抑えることができ、日々の光熱費の節約にもなります。

シャワールームの短所

■ターゲット層が限定される
シャワールームは湯船に浸かることが習慣化している方にとって不向きであるため、ターゲットとなる入居者層が限定される可能性があります。

特に、リラックスのために浴槽を必要とする方には敬遠されがちです。
このため、物件の魅力を広く伝えるためには他の設備や利便性を強調する必要があります。

■賃料の影響
シャワールームの導入により、ユニットバス付き物件に比べて賃料が下がる可能性があります。
ですが三点式ユニットバスの物件と比較すると、バス・トイレ別である点が大きなメリットとなり、若干の賃料アップが見込める場合もあります。
具体的には、単身者向け物件や若いカップル向けの物件において、シャワールームの利便性が好まれることが多いです。

しかし注意すべき点は、「導入・施工費用」と「賃料」のバランスです。
現状のお部屋が三点式ユニットバスを入れている場合にリノベーション工事を行い、賃料アップが図れるのかどうか?
また物件のターゲット層として「シャワールーム」が受け入れられるか?といった点を考慮する必要があります。

これまでシャワールームの設置を検討したことがないオーナー様も多いかもしれません。
しかし、限られたスペースを有効に使えるシャワールームを導入することで、
トイレの分離や独立洗面台の新設が可能となり、狭小ワンルームの魅力を高めることができます。

狭小ワンルームのリノベーションを考える際には、ぜひシャワールームの新設も選択肢に入れてみてください。

所有物件エリアの主な入居者層を把握することは、リノベーション工事などを行う際、お部屋の魅力を大幅に高めることへとつながります。
東京の株式会社PINGODでは一般的な入退去に伴う工事は勿論、デザイン性/ビジュアル性だけでなく、
周辺環境・ターゲット層の属性等を熟考し、最適な住宅リノベーションプランをご提案
しています。

「所有物件で長く空室となっている…」とお困りの際は、お気軽に私たちへとご相談ください。
経験豊富な専門家が親身になって、将来の収益性を考慮した施工内容をご提案します。
プロならではの視点で、他物件での成功事例を元にした成果率の高いプランを立案しています。

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